著者
越中 康治 目久田 純一
出版者
宮城教育大学情報処理センター
雑誌
宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE (ISSN:18847773)
巻号頁・発行日
no.25, pp.15-24, 2018

本研究の目的は、児童館職員及び民間児童クラブ職員を対象とした質問紙調査から、放課後児童クラブに おいて高学年児童を受け入れることについての認識を検討することであった。高学年児童の受け入れに不安を 感じるか否かの理由づけと受け入れにあたりどのような対応・準備がなされているかについての自由記述を求め、 日本語テキスト型データ分析システムKH Coderを用いて分析を行った。操作の詳細を明示・公開した上で多変 量解析による自由記述データの要約・提示を行うことで、児童館職員及び民間児童クラブ職員の認識について、 客観性を確保しつつ全体的な特徴をとらえることを試みた。
著者
香曽我部 琢 越後 百々奈 福田 花野 嶋貫 綾香 下地 ひかる
出版者
宮城教育大学情報処理センター
雑誌
宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE (ISSN:18847773)
巻号頁・発行日
no.23, pp.41-48, 2016

本研究では、教育学部に所属する学生が、大学生活の中で不安や葛藤を乗り越え、教師としての自己を形成していく過程に着目した。とくに、現在感じとっている教育実習不安だけでなく、将来、自分が教師になったときの不安について取り上げ、どのような不安を抱いているのかその時間的展望を明らかにし、その不安を推し量る心理尺度を作成する。そして、その尺度をもとに、教師を目指す学生が抱く将来の不安が現在の教師効力感、実習経験、教師志望度にどのような影響を与えるのかを明らかにし、小学校教員養成における家庭科教育の在り方について総合的に検討を行う。
著者
越中 康治 目久田 純一
出版者
宮城教育大学情報処理センター
雑誌
宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE (ISSN:18847773)
巻号頁・発行日
no.21, pp.39-44, 2014

本研究では、教師を目指す学生が、懲戒と体罰をどのように区別しているのかについて、テキストマイニングによる自由記述文の分析から検討を行った。教育を専門としない学生との比較を通してその特徴の把線を試みた結巣、教育を専門としない学生が懲戒と体罰との違いを「程度」「理由の有無」あるいは「相手がどう取るか」の問題ととらえる傾向にあるのに対して、教師を目指す学生は「身体に対する侵害」や「肉体的苦痛」を与える行為であるか否かに言及して両者を区別する傾向にあることが示された。他方、両者の区別に関して、教師を目指す学生においても、その認識は一様ではないことも確認された。体罰の禁止及び児章生徒理解に基づく指導の徹底を図る上でも、養成課程の教育において、さらに理解を深める機会を設けることの必要性が示唆された。
著者
香曽我部 琢 橋本 麻美 阿部 晴佳
出版者
宮城教育大学情報処理センター
雑誌
宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE (ISSN:18847773)
巻号頁・発行日
no.22, pp.15-23, 2015

本研究では、保育者の壁面の色彩に関する印象評価について、SD法を用いてその心理尺度を作成し、その特徴について明らかにする。さらに、同時にPAC 分析を用いて、保育者が壁面装飾に持つ意識や認知構造について明らかにする。そして、この2つの研究結果を比較したり、関連性について検討したりすることで、保育者が自らの保育室の壁面装飾をめぐる保育者の専門性の在り方について総合的に検討を行うものである。
著者
香曽我部 琢 越後 百々奈 福田 花野 嶋貫 綾香 下地 ひかる
出版者
宮城教育大学情報処理センター
雑誌
宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE (ISSN:18847773)
巻号頁・発行日
no.23, pp.41-48, 2016

本研究では、教育学部に所属する学生が、大学生活の中で不安や葛藤を乗り越え、教師としての自己を形成していく過程に着目した。とくに、現在感じとっている教育実習不安だけでなく、将来、自分が教師になったときの不安について取り上げ、どのような不安を抱いているのかその時間的展望を明らかにし、その不安を推し量る心理尺度を作成する。そして、その尺度をもとに、教師を目指す学生が抱く将来の不安が現在の教師効力感、実習経験、教師志望度にどのような影響を与えるのかを明らかにし、小学校教員養成における家庭科教育の在り方について総合的に検討を行う。